
概要
「ジムカーナ」は、英語に直すと「gymkhana」と表現します。これを、インターネット上で検索できる英和辞典に通すと、だいたい「(体操・乗馬・自動車レースなどの)競技会」という意味で返ってきます。
そう、すなわち「二輪ジムカーナ」といえば、「二輪競技会」。
でも、これだけじゃワケ分からん、いったいぜんたい何を競うのよ? 、という疑問が当然ながら寄せられるかと思いますので、以下に競技としてのジムカーナの特徴を挙げてみることにしました。
- 教習所や、だだっ広い舗装された駐車場にパイロンを置いてコースを設定する
- スタートとゴールが決められていて、その間を走ってタイムを計測。速い人から順位をつける。
- タイムを計測するのは二回。タイム計測時以外は選手がコースを走行することはできない。(ただし、歩いて状況を確認することはできる)
- 足つき、パイロン接触、コースアウト等はペナルティ(タイム加算)。
- スタートはシグナル方式。ゴールに光電管があって、そこを横切ると計測終了。ただし、決められたボックス内に停車しないとペナルティ。
ちなみに、開催されている大会については、JAGEのホームページを参照すると一発です。田中はJAGEのA級(一番速いクラス)で走ってます。
また、ジムカーナはだいたい教習所を使ってコースを作るのですが、その上でのメリットがいくつか挙げられます。
列挙すると下記のとおり。
- マシンの差よりもテクニックでの差がつきやすい(低速のほうがマシンの挙動がシビアだから)
- 転んでも怪我をしづらい。マシンも壊れにくい
- やってみると結構スピード感がある
- 教習所で練習できるので、結構頻繁に練習できる。場所も近い。
- マシンにお金をかけなくても勝てる。
実際のコース設定

以下に、実際に走るコースのイメージをいくつか載せてみました。ちょいデカいので、リンクをクリックすると、新しいウィンドウが開くようになってます。教習所コースは、一番狭いところで1〜1.5mですので、そのくらいの縮尺だと思ってもらえればいいでしょう。
上の写真はパイロンコースの典型的な写真です。
免許取ったことのある方ならお分かりかと思いますが、教習所のコースというのは、たいへんにせまっ苦しいです。そんなところにパイロン並べてコース作ったら、よけい狭く! そんなの走れません! などと思うかもしれませんが、ジムカーナとは、そういう競技なんです。パイロンだけのコースだって一緒です。つまるところ、慣れですよ、慣れ。
ちなみにコースは、250cc以上のバイクなら、だいたい一速のみで走ります。もちろん例外はありますけど。
けっこうお手軽だったりする
先にも述べましたように、ジムカーナとは乗り手に依存する割合の高い競技なので、どんなバイクでも参加できますし、それなりの成績を残すことができます。おおよそ「ネイキッド」と呼ばれる車種ならノーマルでも全く問題はないでしょう。もちろん、上を目指そうと思ったらそれなりにお金をかける必要はありますが、それでも家を潰すほどではありません。
また、スピードがそんなに乗らないので、転倒時のマシンや身体へのダメージも比較的少ないですし、装備もせいぜい肘パットと膝パットがあれば十分です。(もちろん、半袖、短パン、サンダルはアウトだ)
さらに、練習場所に関しても、ロードレースやモトクロスのように専用のコースに出かける必要はなく、近くの教習所での講習会や、そこらへんの駐車場とかでやってるジムカーナの練習会に参加すれば事足ります。最悪、近くの空き地で、自主トレに励んだりすることもできます。(このへんは物議を醸したりするところでもありますが)
そんなわけで、かなりローコストに競技やライディングの向上を楽しむことができます。
でも、人気はあまりないみたい
ジムカーナは競技として、また、ライディング上達の手段としては優れているのですが、いかんせん傍目で見てるとスピード感がなくて、せまっ苦しいコースをただセコセコ走ってるように見えるので、地味ーな競技に見えてしまいます。
僕は、この見た目の地味さが原因で、スピードにあこがれる若年層の心を捉えることができず、人口の底辺の拡大が望めない、というのが、ジムカーナがあまり普及しない原因のように思います。また、最近の若者は、バイクやスピード以外にも色々楽しいことがあるので、バイク乗り人口自体が減りつつあるというのもまた一因でしょう。
このへんは色々と問題ありそうなので、ここではあまりつっこまないでおきましょう。
まあ、こんなところがジムカーナの概要なんじゃないでしょうか。
